夏風邪の一種、ヘルパンギーナ。
急に子供の熱が上がって病院に連れて行ったら、ヘルパンギーナかもしれない、と言われた方も多いと思います。
ただ、初期の段階では他の病気と判断つかない場合も多いです。
今回は、ヘルパンギーナとはどのような病気なのか、また熱をはじめとした症状はいつまで続くのか、どのような対処法があるのかをまとめました。
子供の熱が上がったり、上がったまま下がらないと、本当に心配ですよね。
しっかり対処して、早く良くなるよう手助けしてあげてください。
目次
ヘルパンギーナとはどんな病気?症状は?熱はいつまで続く?
ヘルパンギーナとは急性のウイルス性咽頭炎で、乳幼児を中心に夏に流行する疾患です。
「プール熱」「手足口病」と共に、夏風邪の代表疾患と言われています。
潜伏期間は3~6日。飛沫感染や接触感染で感染するため、保育園や幼稚園で感染することも多いですね。
流行時期は6月~9月(ピークは7,8月)で、主な症状は高熱と喉の腫れ(喉の奥に出来る水泡)です。
熱は、急に39度前後の高熱が出るのが特徴で、2~4日ほど続くこともあります。
また、熱が出てから1~3日後に、喉が赤く腫れて小さな水泡が出来ます。
熱が出てすぐは水泡が出ていないこともあるため、他の病気と判別つかない場合もありますが、水泡が出来るとヘルパンギーナである可能性が高いです。
咳は、ヘルパンギーナの自体の症状としてはありませんが、管理人の子供がかかった時は、喉が痛いことでイガイガするらしく、よく咳をしていましたよ。
ヘルパンギーナの熱や喉の痛みの対処法は?
高熱が出た場合、子供が苦しそうにしているのは見ていて辛いですよね。
ヘルパンギーナに対する特効薬はないため、病院に行っても解熱剤や、のどの腫れを解消するための薬などを処方されることがほとんどです。
熱があるときは頭だけでなく、脇の下やそけい部を冷やしてあげると、血管が冷やされて熱が下がりやすくなりますよ。
それでも、38.5℃以上の熱があって子供が辛そうにしている場合は、病院でいただいた解熱剤を使っても問題ありません。
ただ、熱が上がっているのは病気と闘っている証拠でもありますので、熱が高くても子供が元気に遊んでいる場合は、薬を使わずに様子を見ても良いです。
喉に水泡があると、飲み込むときに痛いため、刺激が少なくてかまずに飲み込めるものをあげるようにしましょう。
おかゆや細かく切ったうどん(冷ましたもの)、ゼリーやプリン、アイスなどが食べやすいです。
果物は栄養があっておすすめですが、ミカンなどの柑橘類はしみますので注意しましょう。
どうしても食べられない場合でも、脱水症状を防ぐため、水分だけはこまめに飲ませてあげてくださいね。
子供用の栄養剤を飲ませると、栄養補給と体力回復の助けになりますよ。
管理人は家に「小児用ブリル内服液」を常備しています^^
ヘルパンギーナにかかった時保育園はいつから行ける?
ヘルパンギーナの場合、熱が下がって本人が元気になれば登園可能というところが多いですが、園によりますので、念のため園に確認したほうが良いです。
また、解熱剤で一時的に熱を下げているだけ、という場合は、すぐに熱が上がってしまう可能性が高いので、解熱剤を使ってない状態で安定してから、登園するようにしましょう。
働いているママはなかなか休めないですが、まずは本人が元気になってくれることが一番ですね。
まとめ
ヘルパンギーナは、大人にもうつります。
大人がかかると重症化する場合もありますので、子供の看病をする際に、同じタオルや食器を共有しない、排せつ物が手につかないようにする、などにも注意して下さいね。
早くよくなりますように!
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