お中元を頂いた場合、相手によってはお返しをしたほうが良いか悩むところですよね。
ここでは、お中元を頂いた際お返しが必要かどうか?またお返しを送る際のマナーや注意点、お返しを行う時期や金額などについてご案内します。
目次
お中元を頂いた際お返しは必要?
お中元とは、お歳暮同様日頃からお世話になっている方々に感謝の気持ちを表すために行われてきた、日本に古くから伝わる風習です。
元々は両親・親戚・上司・恩師など目上の方に贈るものなので、もらった側からのお返しは不要です。
ただ、現在は現在は会社の同僚や、趣味の付き合いでお世話になっているから、などの理由で目上の方からお中元をいただく場合もあるでしょう。
その場合も基本的にはお返し不要ですが、気持ち的に品物をお返ししたい、という場合はお返しを送っても絶対にマナー違反というわけではありません。
尚、品物のお返しを贈る場合、贈らない場合に関わらず、お礼状は必ず書きましょう。
親しい間柄であればまず電話でお礼を伝えることもあるでしょうが、その場合も別途お礼状を送付するのが正式なマナーです。
お礼状はお中元が届いてから2~3日以内には出すようにしてください。
お中元のお返しを行う際の注意点は?
まず、お返し先が公立学校の教師、公務員や政治家など、これらの方は公務員の倫理規定や公職選挙法に触れるのでNGです。
また、会社の決まりとして、個人と取引先とのお中元・お歳暮を含む金銭の授受が禁止されている場合もありますので、当てはまる際はお礼状やお返しを送る前に上司や会社に相談したほうが良いでしょう。
お中元のお返しのマナーや金額は?
お返しの品物は、お中元と同じようなもので良いです。相手の好きなものが分かればそれが一番ですね。生ものや冷凍ものはできるだけ避けましょう。
また「のし」は、お中元同様贈る時期によって決めてください。
・北海道 7月下旬~8月15日
・北陸・関東・東海 7月1日~7月15日
・関西・中国・四国 7月15日~8月15日
・九州 8月1日~8月15日
上記期間であれば「御中元」、立秋(8/7)までは「暑中御見舞」、9月上旬くらいまでは「残暑御見舞」。不安な場合はお店で聞くと教えてくれます。
気を付けるべきはお返しの金額です。
頂いた商品の半額~同等のものを選びましょう。
いただいたものより高いものを贈りますと「次からはお中元を送らないで結構です!」の意味になりますので注意です。
まとめ
頂いたらうれしいけれど、半面対応に悩むお中元。
お返しをする際も、あまり相手の負担にならないように気を付けましょうね。
お返しの前に、お礼状だけはお忘れなく!