旅館に泊まる際、仲居さんへの心付けって必要なのかな?って悩みませんか?
現在はサービス料を取っていることが多いため不要という意見も多いですが、ただ、旅館が高級旅館だった場合はやっぱり必要なのじゃないかと悩みますよね。
今回は、高級旅館に泊まった場合には心付けが必要なのかどうか、その渡す条件は何か?必要だとしたら相場の金額はいくらか、また渡すタイミングはいつが良いのか、をまとめました。
旅館に泊まる際の参考になれば幸いです^^
目次
高級旅館ではやっぱり心付け必要?
高級旅館を定宿にしているうらやましい方は除いて(笑)、普通、1泊数万円の高級旅館に泊まる際は、親の還暦祝いや、夫婦やカップルの記念日など、何かの記念日ということが多いのではないでしょうか。
記念日を心地よく過ごしたい!と思っているだけに、やっぱり仲居さんに心づけをしておいたほうが良いのかな、と気になりますよね。
結論から言うと、現在教育がしっかりしている旅館であれば、心付けがあるかどうかに関わらずサービスの質を変えるということは許されないため、心付けはしなくても良いです。
心付けは「いる、いらない」ではなく、文字通り「心」です。
ですので、こちらが、「旅館で気持ちよく過ごしたい」「お部屋の世話をしてくださって本当にありがとうございます・・!」という気分なのであればお渡ししてももちろん良いですし、逆に「サービス料を払っているんだから必要ないんじゃ?」と思うのであれば不要です。
なお、渡しても旅館によっては規則で受け取りをお断りされる場合もあるかもしれませんが、その気持ちはきっと届くはずですよ。
ただ、やっぱり基準がないと分からない・・というあなたのために、心付けを渡す条件をまとめました。
高級旅館で心づけを渡す条件は?
高級旅館で、このような場合だったら気持ちに関わらず心づけを渡す、という条件をまとめました。
もちろん、気持ちのほうが大事ですが、ひとつの参考にしてください。
- 古い老舗旅館
- 部屋係の仲居さんが決まっている
- 部屋食である
古い老舗旅館の場合は、仲居さんも経験の長い方が多く、やはり昔からのしきたりが残っている場合もあります。
古い老舗旅館かつ、部屋係の仲居さんが1人かつ、部屋食、という場合はお渡ししたほうがスマートかもしれません。
また、上記以外でも、以下のような場合はお渡しするのも良いですね。
- 特別なサービスを行ってもらう
記念日の場合など、特別なサービスを行っていただくことも多いです。
例えば、以前管理人が父の還暦祝いで泊まった際は、プレゼントやケーキを出す際のサプライズの演出を手伝っていただきました。
そのような場合は「お願いします!」の気持ちを込めて、お渡しします。
- お子さんがいる場合
子供がいるからと言って必ず迷惑をかけるとは限らないので、基本は不要です。
ただ、子供料金を支払っていない乳児や赤ちゃんについてもお世話していただくことがある場合は(お湯や離乳食を用意していただいたりなど)、その分としてお渡しすると良いですね。
※もちろん、子供料金を支払っている場合でも、障子を破ったりおねしょをしたり、など、何か粗相をした場合は、心付けとは別にちゃんとお渡ししましょう・・^^;
高級旅館で心づけを渡す際の金額やタイミングは?
心付けを渡そう!と思っても、高級旅館で心付け1000円は少ないかな、、5000円だと多すぎかな・・と、金額についても悩みますよね。
また、お部屋担当の方が一人かどうか、など、最初の段階で分からない場合は、いつお渡しすればよいのかも悩みます。
以下に、心付けの金額と、渡すタイミングや渡し方についてまとめました。
心付けの金額
旅館の格(宿泊料金)や、お願いするサービスにもよりますが、
老舗旅館かつ部屋付き仲居さんが一人で部屋食、という場合は2,000円~5,000円が相場です。
現在は、心付けをもらっても仲居さん全員で分ける(もしくは旅館で管理)ことが多いようですので、金額が少なくて恥ずかしい、という場合は、自分の地域のお菓子の詰め合わせを持っていくのも良いですね。
仲居さん全員で食べられるので、喜ばれますよ。
渡すタイミング
・最初に仲居さんがお茶の世話をしてくださった際
このタイミングが一番ポピュラーですね。
仲居さんが「ではごゆっくり」と出て行かれる時に、「お世話になります」と、ポチ袋に入れた心付けを畳の上に滑らせてお渡しします。
大体、お茶の世話をしてくださる時に、部屋付きの場合は「本日お世話いたします〇〇です」などご挨拶頂くことが多いので、そこでお部屋担当を確認しましょう。
分からない場合は、さりげなく「本日お世話して下さる方ですか?」と聞くのも良いですね。
・食事が始まる前
最初に部屋担当を確認し忘れたり、渡しそびれたときは食事が始まる際でも良いです。
食事の準備が整ったら、「ではごゆっくり」と出られると思いますので、その際にお渡しします。
・打ち合わせ時
何か特別なサービスをお願いしている時は、その打ち合わせの場でも良いですね。
・帰る時
心付けの渡し方は、絶対にこうしなければいけない、というものではなく、あくまで心ですので、
最初に渡さなくても、もし受けたサービスに感動した!ということであれば、西洋風のチップとして、帰りに渡すのももちろんありです。
まとめ
心付けって、なかなか普段しない事なので難しいところですよね。
ただ、心付けがあってもなくてもサービスには変わりないため、迷ったら、あまり堅苦しく考えずに準備だけしていくのも手ですよ。
旅館に行って、仲居さんの最初のサービスを見てから決めるのもありですし、最後に感動分をお渡しするのもありです。
心付けが気になってせっかくの高級旅館を堪能できないのは本末転倒なので、旅館にいる間はゆっくり楽しみましょうね^^