紫外線が強くなる春~夏は、赤ちゃんであっても紫外線対策は必須です。
でも赤ちゃんに日焼け止めは極力塗りたくない、という方も多いはず。
ここでは、赤ちゃんの紫外線ケアの重要性や、生後すぐから可能な日焼け止めを使わない紫外線対策をご案内します。
目次
赤ちゃんに日焼け止めは必要?
紫外線は確実にDNAを傷つけます。
人間の身体には修復酵素という、出来てしまった傷を修復する働きがありますが、100%修復してくれるわけではありません。そのため、紫外線によってDNAの傷が体内で蓄積されればそれだけ皮膚がんになるリスクは高まります。また、紫外線による肌のたるみやしわは、老化だけでなく紫外線にさらされることでおきる「光老化」も関係します。
赤ちゃんの発ガンリスクを押さえ、きれいな肌を保ってあげたいなら、ベビーの頃からの紫外線ケアがかかせません。
紫外線ケアのひとつである日焼け止めについては、色々な意見があるものの、生後3ヶ月を過ぎれば日焼け止め使用も問題ないというのが一般的です。
ですが、日焼け止めを塗ると落とす手間が必要ですし、日焼け止めをつけることや落とし残しのせいで肌荒れを起こす可能性も捨て切れません。
まだ1人で歩かないような赤ちゃんの場合、長時間日光にさらすような状況でなければ、日焼け止めを塗らなくても他の対策を行うことで紫外線カット出来ますよ。
赤ちゃんの日焼け止めを使わない紫外線対策は?
1.紫外線が最も強い時間帯 10時~14時 の外出は避ける
紫外線だけでなく、この時間は一日の中で気温の上がる時間のため、赤ちゃんの体力が消耗してしまいます。お買い物や公園などへのお出かけ、散歩は朝夕がおすすめです。
2.物理的に紫外線をシャットアウトする
・UVカットの帽子をかぶせる(首の後ろにカバーがあるものがおすすめ)
・通気性の良いUVカットの上着やポンチョをかぶせる(ポンチョ型だと、さっとかぶせられて便利です。フードがあれば帽子も不要ですね)
・レッグウォーマーをはかせる(オーガニックコットンなどの天然素材で出来たものは、肌にも優しく夏に履かせても暑すぎないです)
赤ちゃんの服装だけでなく、移動時
・抱っこならママが日傘をさす。
・車の場合は窓にサンシェードをつける。
・ベビーカーの場合は日よけカバーをおろす。ない場合は後付けできる日よけカバーをつける。(かぶせるタイプが虫除けも出来ておすすめ。よくある大きなひさしのカバーは風で飛ばされやすいです)
などを併用することも重要です。
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3.シアバターやココナッツオイルなど、天然素材のオイルを塗る
ベビーマッサージでも使われているシアバターやココナッツオイルには、UVカット効果があります。
日焼け止めの効果には及ばないので、オイルだけを使用して日光にさらすのは危険ですが、1番や2番の紫外線対策と併用すると効果的です。
オイルは保湿効果に優れているので、赤ちゃんのお肌にはぴったりですね。
赤ちゃんの紫外線対策の注意点は?
紫外線は上からだけでなく、地面などからも反射して降り注ぎます。
日傘などでは、ついつい足だけ日に当たってしまう、ということもあるので注意してあげましょう。
また、長時間外を歩く場合や、海や山などの紫外線が強い場所では、日焼け止めを併用したほうが良い場合もあります。まずはあまり赤ちゃんを長時間紫外線にさらさないことが重要ですが、特に兄弟などがいると出来ない場合もありますよね。
その際使用する日焼け止めは、敏感肌用・天然成分のものを選び、パッチテストをしてから使用してあげましょう。また、使った後は泡立てた石鹸で、よく落としてあげることが重要です。
まとめ
赤ちゃんの肌を守れるのはお母さんだけ。
日焼け止めに頼らずとも、日常生活の範囲内であれば紫外線対策は可能です。
しっかり紫外線対策して、綺麗な肌を保ってあげてくださいね。