10月~12月にかけては、インフルエンザ予防接種の時期ですね。
ただ、この時期にはノロウイルスなどの胃腸炎が流行る時期でもあります。
特に赤ちゃんや子供はインフルエンザ予防接種は2回注射する必要があり、接種時期がずれてしまうと効くのが遅くなったり、効果が薄まったりするので、計画通り接種したいですよね。
でも、熱があったり体調が悪かったりすると、インフルエンザ予防接種は受けられません。
今回は、ノロウイルスなど胃腸炎の回復期間にある場合はインフルエンザ予防接種を受けることが出来るのか?具体的にいつから受けて良いのか、をまとめました。
計画通り予防接種を受けさせたいけれど、他の病気との兼ね合いが心配、という方は是非参考にしてください。
目次
ノロウイルス回復期間にインフルエンザ予防接種は受けても良い?
インフルエンザの予防接種、子供は2回必要だし、大体の小児科では予約が必要なところが多く、なかなか予定をずらすことが難しいので、予定通り接種したいですよね。
ノロウイルスの潜伏期間は1~2日、症状が出る期間は2~3日ですが、発症後2週間~1か月程度は菌を保持している状態です。
では、発症後1か月程度インフルエンザの予防接種が受けられないのか、というとそうではありませんので、ご安心ください^^
ノロウイルスの症状が激しく、子供もぐったりしている時
下痢や嘔吐などの症状が激しく出ていて、子供もぐったりしている状態の時は、もちろんインフルエンザの予防接種は受けられません。
仮に接種したとしても、体調が悪い時だと大事なインフルエンザ予防効果が低くなる可能性が高いため、結局無駄になってしまいます。。
ノロウイルスの症状は少し出ているけれど、子供は元気、という状態の時(回復期の初期)
発症して2~3日目など、下痢や嘔吐、微熱などはあっても、子供自身は元気!という場合もありますよね。(特に幼児は・・^^;)
そのような場合でも症状が出ている以上、インフルエンザ予防接種は避けたほうが良いです。
ノロウイルスの症状も完全に治まって、子供も元気!という状態の時(回復期の後期)
発症して4~5日目位になると、大体の子供は症状が治まって元気になっていると思います。
医師にも確認したところ、症状もなく、本人が元気であればインフルエンザの予防接種も接種しても良いと言われました。
ただし、ノロウイルスにかかっていた期間中は食事をとっていないことも多く、知らず知らずのうちに体力を消耗している状態なので、少しでもいつもより元気がないな、という事であれば、延期したほうが良いですよ。
ノロウイルスにかかった場合、インフルエンザ予防接種はいつから受けても良い?
上記の通り、ノロウイルスの症状が治まって子供が元気になっていれば、インフルエンザの予防接種は可能ですが、
予防接種の効果を最大限に発揮させるためには、完全に回復してから2~3日様子を見てからのほうがおすすめです。
とは言え、この季節は他の病気が流行っていることも多く、待っていると他の病気にかかってしまいそう、という場合もありますよね(涙)
その場合は、医師に現在の症状を伝えて、接種可能かどうか確認してみましょう。
まとめ
冬になると、インフルエンザ、ノロウイルスをはじめとした胃腸炎、溶連菌、、、などなど、乳児や幼児がかかる病気も多いですよね。
どうしても、保育園や幼稚園に通っていると病気をもらってきてしまうことも多いですが、基礎体力をつけておくことで、感染しても軽くで済んだり、発症しなかったりすることもあるので、予防も大事ですよ^^
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