普段何気なく洗濯していることが多いウールのセーター。
洗濯した後でしわが出来たり毛玉が増えたり、伸びたり縮んだりして「あぁ・・」となったことってありませんか?
でも毎回クリーニングに出すのはちょっと負担ですよね。
実は自分でも、ちゃんとした方法で洗うことで、風合いを損なわずにいつまでも綺麗な状態で着ることが出来るんです。
衣替えの前などもしっかり正しい方法で洗ってからしまうことで、次着る時も良い状態で着ることが出来ますよ。
今回は、アンゴラやカシミヤなども含めた、ウールのセーターを洗う際の正しい方法をまとめました。
ウールのセーターに適した脱水時間や、おすすめの乾燥機使用方法についてもまとめましたので、ぜひ参考にしてください。
目次
ウールセーターの正しい洗い方は?アンゴラやカシミヤも
ウール、アンゴラ、カシミヤも今は家で洗えるものもたくさん出ていますよね。
家で洗えるものは、出来るだけ家で洗ったほうが家計にも優しく、水で洗うことですっきりできますのでおすすめです。
なお、どのくらいの頻度でセーターを洗えばいいのか?はこちらの記事を参考にしてください。
「ウールセーターの洗濯頻度は?洗わない時のお手入れ方法は?」
正しいウール製品の洗い方
1.採寸
伸びたり縮んだりするのが心配なセーターは、先に採寸しておくと後でサイズが変わったかどうか確認が出来、すぐに対応できますよ。
丈と、わきの下の左右幅、袖の3か所を測っておけばOKです。
2.汚れが気になるところがあれば、前処理
首回りや袖口など、他の個所より汚れているところがあれば、先に石鹸で洗います。
せっけんを直接汚れた箇所につけて、手や洗濯用のブラシで軽くたたいてください。
もんでしまうと縮んだり毛玉になりますので、絶対に揉まない様にしましょう。
3.押し洗い
40度ほどのお湯(お風呂の温度程度)をたらいに入れ、おしゃれ着洗い洗剤などの中性洗剤を適量入れてかき混ぜます。
洗剤が溶けたら洗濯物を入れ、洗濯液が洋服に浸透したら30回ほど押し洗いします。
その後お湯を取り換えて、もう一度30回押し洗いします。
ここでも絶対に揉まない様にしましょう。
4.すすぎ
すすぎは水で行います。冷たい水ですすぐと開いた毛糸のキューティクルが閉じるので、洗濯物の伸びや縮みを防ぎます。
すすぐ際は、水を出しっぱなしにして押しながらすすいでください。
5.柔軟剤に浸す
よくすすいだら水を洋服がひたひたに浸るくらいまで減らし、衣料用の柔軟剤を適量入れて溶かします。
柔軟剤がない場合は、ヘアリンスやトリートメントでもOKですよ(毛糸は人間の髪の毛と同じなため)。
リンスやトリートメントの目安は、セーター1枚につき2プッシュ程度。水だと溶けにくいので、先にぬるめのお湯で溶かして使うとなじみが良くなじみます。
6.脱水
手で軽く絞ってから、洗濯機で脱水します。
脱水時間については注意が必要なので、次の章でまとめました。
7.乾かす
脱水が終わったら、形を整えてバスタオルやネットの上に平らに干します。
最初に採寸していた場合は再度採寸し、伸びたり縮んだりしていたらこの時に整えましょう。
なお普通のハンガーにかけて干すと、重みで伸びたり、肩にハンガーの跡がついたりします。
セーター干し用のネットは、一つ持っておくと便利ですよ。
外で使うネットだけでなく、お風呂で使えるセーター干し用ネットもあります。
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ウールセーターの正しい脱水時間は?
ウールセーターを洗濯機で脱水する場合、洗濯機の性能にもよりますが、脱水時間は30秒ほどが適しています。
(洗濯槽がしっかり回り始めてから30秒)。
厚手のセーターの場合は一度30秒で止めてみて、まだビシャビシャのようであれば再度10~15秒ほど脱水しましょう。
ただ、あまり脱水しすぎるとしわになってしまいますので、水気がなくなった、というくらいで止めたほうが良いですよ。
濡れた状態でしわになると、取れないので注意です。
ウールセーターを乾かすのに乾燥機を使用しても良い?
ウールセーターを乾かす場合、濡れたまま乾燥機にかけるのは縮んでしまうため、絶対にNGです。
乾かす際は直射日光が当たらない、風通しの良い場所で干しましょう(浴槽であれば換気扇を回します)。
ですが、完全に乾かした後に乾燥機を使用するのは、ふんわりした風合いが戻りますのでおすすめです。
乾燥機にかける時間は20分程度。
少しでも湿っていたら縮んでしまいますので、乾燥機を使用する際は必ず完全に衣類が乾燥していることを確認してからにしましょう。
まとめ
セーターの正しい洗濯方法は一見難しそうですが、セーターは頻繁に洗濯するものでもないので、洗濯する際には是非正しい洗い方で洗ってみてください。
私はお風呂に入った時に一緒に洗濯するようにしています。
普通のウール100%のものは特に採寸もしていませんし(汗)、濃い色のセーターは衣替えの前でなければ前処理もせずそのまま押し洗いからやっています。
押し洗いだけだと、そんなに時間もかかりませんよ。
お気に入りのセーター、長く着れるようにしたいですね!
ウールセーターの洗濯・お手入れの情報は以下も是非ご覧ください
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「毛玉の取り方簡単な方法と洗濯の際に毛玉が出来ない方法は?」