お米の保存には「冷蔵庫」がおすすめ!というのは、割と有名な話ですが、なかなか冷蔵庫内のスペースがない、などで、キッチンや部屋にお米を置いたままという方も多いのではないでしょうか。
でも、なぜ冷蔵庫のほうがお米の保存に向いているのか?というのが分かれば、きっと冷蔵庫保管をやりたくなるはず!です。
今回は、お米の保存になぜ冷蔵庫が向いているのか、冷蔵庫で保管した場合の保存期間はどのくらいか、またお米を冷蔵庫で保管するのにおすすめの容器をまとめました。
参考になれば幸いです。
目次
お米の保存に冷蔵庫が良いのはなぜ?
お米の保存には、比較的涼しい場所(10~15℃程度)で、湿度が高くなく、日の当たらない暗い場所が適しています。
一般家庭のキッチンの場合、冬は上記条件を満たしている家も多いと思いますが、冬以外は温度や湿度が高くなってしまいますので、お米の保管に適さない状態になってしまいます。
そうなると、、味が落ちるだけでなく、カビや虫の発生も誘発してしまうんですね。
尚、お米につく虫は室温が18℃以上で、湿度が高いと発生します。
わたしも何度か虫が湧いたことがありますが(涙)、虫を取りのぞけばお米自体問題ないとはいえ、やっぱり食べる気になれず捨ててしまいました。。
それに対し、冷蔵庫、特に野菜室は「冷たい、湿度が低い、暗い」を満たしていますので、夏場でも安心してお米を保存することができます。
またお米は保管する温度を10度下げることで、酸化する速度を半分程度に遅くすることができますので、キッチンや部屋で保存するより2倍以上美味しさが持続できるんです。
安全に保管出来て美味しさも長持ち、となれば、やっぱり冷蔵庫で保管するのが一番ですね!
お米の保存 冷蔵庫での保管期間は?
常温で保存するより冷蔵庫のほうがおいしさ長持ちとはいえ、やっぱり長く置いていると酸化してしまいます。
冷蔵庫で保存する場合の賞味期限は、精米年月日から約2か月です。
といっても、もちろん2か月を過ぎたら食べられない、というわけではないですよ。
賞味期限は美味しく食べられる期間、というだけなので、2か月を過ぎてもちゃんと食べきりましょうね。
味を気にしないのであれば保管の期間は特に決まっていませんが、やはり半年、1年と経つと、酸化が進んでおいしくなくなるのと、長期保存の間に冷蔵庫内のにおいが移ってしまう可能性もあるので、賞味期限内に食べきれる量だけ買うようにしましょう。
お米の保存容器のおすすめは?
お米は空気に触れることで、どんどん酸化や乾燥がすすんで美味しさがなくなってしまいます(涙)
常温保存時だけでなく、冷蔵庫で保管する際にもしっかり密封できる容器を選んであげることが重要ですね。
また、冷蔵庫で保管する場合は、他の食材の邪魔にならないような容器であることも重要。
出来れば、飲み物を入れる場所にも入るようなスリムなものがいいですよ。
ちなみに、、だめな保管方法は「お米の入った袋をビニール袋で縛ってそのまま保存」
実はお米の袋には小さな空気穴が開いています。
そのためそのまま冷蔵庫に入れると、酸化やにおい移りの原因になります。
ペットボトル
とりあえず無料のものが良い!という方にお勧めなのが、ペットボトル。
しっかり口もしまるので、密封できます。
サイズも、500mlのもの、1L、2Lのもの、とたくさんありますね。
ただ、ペットボトルにお米を入れ替えるのがかなり大変・・。
袋から直接ペットボトルには入れられないので、100円ショップなどで”ろうと”を買う必要があります。
↓このようなものです。じょうご、ともいいますね。
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また、ペットボトルを使用する際は、必ず完全に乾かしてから使用しましょう。
濡れたままお米を入れるとカビの原因になります。
冷蔵庫用のスリムな米びつ
今は、冷蔵庫に入れるタイプの米びつが色々なメーカーから発売されています。
以下のようにキャップが計量カップになっているものが多いので、計量も楽々。
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私は、発売当初から無印の冷蔵庫用米保存容器を使っています。
今ではかなり有名な商品になっていますね。
立てても寝かしても使えますし、とにかくシンプル!で飽きがきません。
このようなタイプの米びつは大体どこのメーカーも1000円未満ほどで売っていますので、冷蔵庫保管を行うのであれば購入しておくのをお勧めします。
まとめ
お米、冷蔵庫に入れるとそれなりに場所を取りますが、やっぱり虫やカビの心配、またおいしさのことを思えば冷蔵庫保管がベストです!
保管容器のお米を入れ替える際は、継ぎ足しではなく、必ず一回ちゃんと洗って、完全に乾かしてからお米を入れましょうね。
美味しいお米を食べましょう~。