子宮内膜症で腹腔鏡手術を行い妊娠した体験や感想

子宮内膜症で腹腔鏡手術を行い妊娠した体験や感想子宮内膜症が原因の傷み、辛いですよね。

痛みだけでなく、子宮内膜症が不妊の原因になっている場合もあるので、出来れば早めに治療したいところです。

今回は、20代から数年間に渡って投薬などの治療を行っても全然症状が改善せず、不妊に悩んでいた管理人が、腹腔鏡手術を受けて、その後妊娠した経緯をまとめました。

子宮内膜症で、腹腔鏡手術を受けようかどうか悩んでいる方の参考になれば、幸いです。

子宮内膜症で腹腔鏡手術を行うまでの経緯

管理人は、社会人になってから生理痛がひどくなり、20代中盤で子宮内膜症と判断されました。

その際の管理人の状態や、それから数年に渡って行った治療とその結果は以下です。

生理痛酷い（鎮痛剤飲みまくり）
チョコレート嚢胞あり
子宮内膜の癒着はあると思われるが、超音波ではどのくらい酷いか不明

リュープリン半年投与　→　症状改善せず
低用量ピル2年投与　→　症状改善せず
漢方2年投与　→　症状改善せず

リュープリンやピルは、管理人の場合症状が改善しないばかりか、副作用だけがひどく（涙）途中でやめたりした時期もありました・・。

30代に入ってすぐ結婚したのですが、なかなか妊娠しないまま30代中盤に差し掛かり、あと子宮内膜症の治療として残ってるのは手術だけという状態。

ただ、医師からは、不妊に関係するといわれる子宮内膜の癒着は、手術で実際に身体の中を見ないとどの程度ひどいのか分からない。

もしかしたら癒着していないかもしれないので、その際は子宮内膜症の手術を行っても不妊改善にはあまり関係ない。

という事を言われ、非常に悩みました。

手術は怖いし、漢方をもう少し長く飲めば子宮内膜症が改善するかもという期待もあったのですが

既に30代中盤ということと、腹腔鏡手術であれば身体の負担も少ない、ということもあり、手術を受けるという意思を固めました。

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子宮内膜症で腹腔鏡手術を行い妊娠した体験や感想

管理人が腹腔鏡手術を行ったのは、婦人科系の腹腔鏡手術を多く手がけている東京の杉山産婦人科。

尚、腹腔鏡手術は、医師の高度な技術が必要な手術とのことですので、出来るだけ婦人科系の手術数が多い病院や評判の良い病院を選んだほうが良いですよ。

病院によっては1週間程度入院が必要と言われる場合もあるようですが、杉山産婦人科では、腹腔鏡手術は1泊2日でした（手術の翌日に退院。2016年現在は日帰り手術になっている様子）

当クリニックは時代に先駆け、必要な方には積極的な日帰り手術を推奨しております。原因不明のほとんどは、卵管の癒着による卵管性不妊と考えられています。
しかし、その診断が定かでないため、長時間の不妊期間を経て最終的に体外受精を行うことになります。これらの方に、腹腔鏡手術により自然妊娠可能となる方が多く存在します。
また子宮内病変には子宮鏡下手術、卵管が細い方等には卵管下手術と各種内視鏡手術を行い、妊娠率向上の一助を担えますことと期待しています。

杉山産婦人科 https://www.sugiyama.or.jp/marunouchi/consult/05

管理人は、子宮内膜症の症状改善だけでなく、不妊の解消や原因究明も目的の一つだったため、合わせて卵管鏡下手術（FT：卵管鏡下卵管形成術）も行いました。

卵管鏡検査卵管鏡下手術　https://www.sugiyama.or.jp/sterility/menu/08

また、子宮内を観る子宮鏡検査も同時に行ったと記憶しています。

このように、不妊対応に強い病院では、子宮内膜症の腹腔鏡手術を行うだけでなく、同時に不妊の検査や対策を行う事も出来ますので、病院を選ぶ際は参考にしていただければ幸いです。

管理人の場合、子宮内膜の癒着が思ったより激しかったようで、癒着部分を全て剥がしたためか、1週間以上生理痛のような鈍痛が歩くたびに襲ってきました（涙）

ただ、癒着を解消し、卵管を広げていただいた成果があったのか、それまで何をやっても妊娠しなかったのが、あっさり翌々月には妊娠するという結果に。

費用も、高額医療費の適用や、自分で加入していた入院保険が下りたことで、ほぼ自己負担0でした。

病気は個人個人の状況が違うのでなんとも言えませんが、

私の場合、漢方やピル、投薬などに支払った料金のほうが、非常ーーーに高額だったので、さっさと手術しておけばよかったな、というのが正直な感想です。