汗っかきの赤ちゃんは春夏だけでなく一年中あせもが出来やすいです。
一度あせもができると、なかなか治らず、治ってもすぐに繰り返したりと、あせも対策に悩むママも多いですよね。
ケアを怠ると悪化して大変なことになるあせも。
・あせもの予防方法
・あせもになってしまった場合の対処方法
を知り、大切な赤ちゃんの肌を守りましょう。
目次
赤ちゃんのあせも予防の基本
・衣類に気をつける
まず、衣服は汗を吸収する素材、速乾性のある素材を選ぶようにしましょう。
綿などの素材は、特に暑い時期に最適です。
オムツやズボン、靴下のゴムの締め付けがきついと通気性が悪くなり、汗が溜まりやすくなります。オムツはゴムのあとがつくようになったらサイズアップ、ズボンなどもゴムがきつすぎるものは暑い時期避けるようにしましょう。
・汗を放置しない
汗をかいたまま放置すると、赤ちゃんや子供はすぐにあせもになってしまいます。
赤ちゃん用のウエットティッシュや濡れタオル・ガーゼでこまめに拭いてあげましょう。赤ちゃんは首や手足にくびれがあり汗がたまりやすいので、くびれの間も念入りに。
濡れタオルなどで拭いた後は、乾いたタオルで水分をふき取ってあげることも忘れずにしましょう。
・こまめに着替える、おむつ交換をする
汗は全身にかきますので、こまめに着替えさせてあげましょう。
その際、シャワーを浴びるか、全身濡れタオルで拭いてあげると、更に効果的です。
外出していてこまめに着替えが出来ない、という場合は、背中など汗をかきやすい場所にガーゼを挟んであげておくと、汗をかいた際ガーゼだけ取り替えればよいので、荷物もかさばりません。
オムツ内は普段でも湿気が多く、オムツかぶれになりやすい場所です。いつもよりこまめにおむつ交換を行い、新しいオムツをはかせる前にしっかり乾かしてあげましょう。
・エアコンを活用する
エアコンは身体によくないと敬遠される方もいらっしゃいますが、子供は大人より汗っかきなので、あせもだけでなく熱中症の危険も出てきます。
熱い日には無理せずエアコンを使ってあげましょう。扇風機やサーキュレイターを併用すると、温度を下げずに涼しくすることができます。
あせも予防スキンケアのポイント
あせも予防で気をつけたいのがスキンケア。
乾燥する冬だけでなく、汗をかく夏にも保湿は重要です。
保湿をしっかり行うことで皮膚自体が強くなり、あせも予防にもなります。
・シャワーを浴びる際のポイント
汗をかいてシャワーを浴びる際、石鹸などは使用しないようにしましょう。
せっけんを使いすぎると皮膚が乾燥してしまうので、石鹸をつけて洗うのは1日に1回。それ以外の際はぬるめのお湯で流すだけで十分です。
・シャワー後のスキンケア
シャワー後など皮膚が乾燥しているときは、必ずローションなどをつけて保湿しましょう。
汗をかく時期は保湿剤を塗らない方も多いのですが、保湿は一年中重要です。
夏は軽めのテクスチャーの保湿剤を選ぶと、塗りやすいでしょう。どうしてもべたべたが気になる場合は、塗った後タオルで軽く押さえるようにふき取ってあげるとよいでしょう。
あせもになってしまった場合の対処法
気をつけていたつもりでも、ちょっと油断するとすぐにあせもは出来てしまいます。
あせもになってしまったら、まずは患部を清潔にしましょう
かきむしったりすると湿疹がさらにひどくなったり、とびひなどの2次感染が起きることもあります。
皮膚を清潔に保つため、予防時同様シャワーを浴びたり、赤ちゃん用のウエットシートや濡れタオル・ガーゼなどで汗をこまめにふき取ってあげましょう。
患部に刺激は禁物なので、ふき取る際もやさしくふき取ってあげてください。
シャワーの温度が熱めだと刺激が強いので、患部にはぬるめのお湯が良いです。
患部の汗をふき取ったあとワセリンやヒルドイドを薄く延ばしてあげると、軽いあせもの場合はそれだけで治ることもあります。
かゆみがありそうな場合や湿疹がひどい場合は、ステロイド外用薬や抗ヒスタミン剤が有効です。
こちらは病院で処方してもらうか、薬局で薬剤師に相談して購入してください。
ステロイド薬を赤ちゃんに使用するのは心配かもしれませんが、早く治ることで赤ちゃんへの負担が少なくなります。
ステロイド薬も抗ヒスタミン剤も正しく使用することが大切ですので、必ず医師や薬剤師の指示に従ってください。
まとめ
一度あせもになってしまうと、親も赤ちゃん自身も大変ですよね。
正しくあせも予防して、楽しく過ごしましょう。