毎年子供のために飾ってきた鯉のぼり。
でも、子供が大きくなってくるといつまで飾ればいいのか悩みませんか?
また、飾らなくなった鯉のぼりをそのまま置いておくのは場所もとりますが、処分してよいのか、ずっと保管しなければいけないのかも悩むところです。
今回は、鯉のぼりを飾るのは何歳までなのか?処分してよいのか?良いとしたらどのように処分するのか?中古でも売れるのか?をまとめました。
目次
鯉のぼりは何歳まであげる必要がある?
鯉のぼりは兜と違ってベランダや庭など屋外に飾るので、夜や天気の悪い日はおろす必要もあり、手間もかかります。
子供が大きくなってくると、兜や鎧は飾っても、鯉のぼりはもう飾らなくていいんじゃないかなぁ~と思うお母さんも多いのではないでしょうか^^;
とはいえ、縁起ものなので勝手に辞めてしまっていいものか悩みますよね。
実は鯉のぼりは、何歳まで飾らないといけない、という厳密な決まりはありません。
鯉のぼりの原点である武者のぼりは、子供の健康と将来の出世(武運)を願って立てていたものです。
元服まで飾るのが一般的だったようですので、由来からいうと、元服(12歳~15歳くらい)まで飾るのが元々の飾る時期と言えます。
ただ現在では、
- 子供が嫌がる(恥ずかしがる)ようになったらやめる家庭
- 元服位の年齢(中学卒業の15歳位)を期にやめる家庭
- 子供が家を出るまで(大学入学位)までは上げ続ける家庭
と、家によって様々ですが、本人が恥ずかしがるようになったらやめる、という家庭が一番多いようです。
鯉のぼりの処分方法は?
今年から鯉のぼりは上げないようにしよう!と決めた場合、次に悩むのは保管ですよね。
ずっと保管しておくべきなのか、処分するのか・・。
保管についても、例えば結婚まで保管しなければならない、というような決まりはないです。
もし場所に余裕があるのなら記念として保管しておくのが一番おすすめですが、やっぱりマンションなどでは場所を取るので、上げないのであれば処分したいという気持ちもありますよね。
鯉のぼりの処分方法として代表的なものは以下です
供養する
大切な子供のために買った鯉のぼり。
人にあげたり捨てるのはちょっと・・という場合、鯉のぼりも人形などと同様に供養できます。
お近くの寺院で相談していただくのも良いですし、郵送で供養を受け付けている寺院もあります。
供養料は寺院によって違うので、それぞれのHPをご覧ください。
日蓮宗 法華道場 光胤山 本光寺
http://www.honkouji.com/houmu/kuyou/ningyou/index
本寿院
http://honjyuin.com/ningyoukuyou/
妙泉寺 千葉千手観音
http://www.ningyo-kuyo.com/ningyokuyosai5.html
寄付する
イベントや飾りなどで使用する鯉のぼりの寄付を募っている自治体や寺院もあります。
タイミングによっては受け入れを中止しているかもしれませんが、一度確認してみるといいですね。
日蓮宗 本光寺(上に書いた本光寺と名前が一緒ですが、別のお寺です)
http://yui-honkouji.com/about_us/post_45.html
埼玉県 松伏町
http://www.town.matsubushi.lg.jp/www/contents/1392775203219/index.html
また、小学校や保育園・幼稚園などで鯉のぼりを飾っているところなどがあれば、状態や大きさなどをお伝えしたうえで、寄付できないか聞いてみてもよいと思います。
これもタイミングですが、学校で飾っているものがボロボロだった場合など喜んで下さる場合もありますよ。
実際、うちの子供が通っていた保育園では、園の鯉のぼりが古くなったので寄付してくださるかたを探していますというお知らせがありました。
ゴミに出す
子供のためにせっかく買ったものなのでおすすめはしませんが・・。
破けたり色あせてしまって寄付や売却は難しい、またお金をだして供養するのが難しいという場合は、家庭ゴミとして処分しましょう。
処分方法は自治体にもよりますが、本体部分は燃えるゴミ、金具は燃えないゴミ、というところが多いです(出す前に確認してくださいね)。
ポールは長いままだと大型ごみとして処分費用がかかる場合がありますので、できれば短く切っておきましょう。
リサイクルショップやオークションなどで売る
リサイクルショップに持ち込んだり、オークションやフリマアプリを使って売るという手もあります。
手間はかかりますが、お金になるというメリットはありますね。
鯉のぼりは中古でも実際に売れる?相場は?
ヤフオクなどを見ると、中古の鯉のぼりも結構売れています。
ただ、高値で売れるのは
元々の品物が高価なもの(ブランドもの)、もしくは状態が良いもの
が主で、状態があまりよくなければ、売れても良くて1000円~数千円程度です。
リサイクルショップに持ち込む場合はもっと安くなるのが普通なので、状態によっては
「捨てるよりは、必要な方に使っていただきたい」
位の気持ちで売るのが良いですよ。
まとめ
鯉のぼりというとなんとなく小さなお子様というイメージもあるので、いつまで飾るかは悩みどころですが、厳密な決まりはないため、本人が飾りたいという時期までは飾ってあげるのがいいですね。
飾らなくなった後処分するという場合も、納得いく方法で処分しましょう。
他、鯉のぼりや兜などに関する記事は以下にまとめています。ぜひご覧ください。
「端午の節句の記事」