夜中、子供が急に大声を出して起き、泣き叫ぶ、ということを経験したことはありませんか?
管理人の子供も2歳頃、急に「うわぁぁあ~~!!」と叫んで起き、本人が自分で落ち着くまで、抱っこしようがおんぶしようが何をやっても泣き止まない・暴れる、という状況が続き、睡眠不足になったことがありました。
初めて体験したときは、子供がどうにかなったのかと、かなりびっくりしました。
その頃は知識が無く、夜泣きかな・・と思っていたのですが、実は夜驚症だったようです。
ここでは、夜驚症とは何か?夜泣きとはどう違うのか?改善に効果的な治療方法はあるのか?をまとめました。
夜驚症に悩むママたちの手助けになれば幸いです。
目次
夜驚症の症状や原因はなに?
子供ができて初めて、夜驚症という名前を聞いた方も多いと思います。
夜驚症とは、子供の睡眠障害の一つです。2歳~12歳頃の子供にみられる症状ですが、ピークは3~7歳と言われており、以下のような症状が特徴です。
- 睡眠中に突然、起きる(叫び声を出して起きることが多い)
- 入眠後3時間以内に発生する
- おびえたような様子を見せ、呼吸や脈が荒くなる
- 家族が話しかけても反応がない
- 通常、数分後に再度眠りにつく
- 翌朝本人に尋ねても、全く覚えていない
原因は、はっきりと分かっていないものの、起きている時の恐怖体験や、楽しい(楽しすぎる)体験、ストレス、過度の緊張、もしくは遺伝、などがあげられています。
夜驚症と夜泣きとの違いはなに?
夜泣きは、人見知りが始まり母親と他の人を区別する生後6~8ヶ月に最も多くみられるもので、1歳半~2歳頃までには落ち着きます。
泣いても、叫んだり暴れるということはなく、声をかければ起きて泣き止むことが多いです。
また、夜泣きは眠りの浅いレム睡眠の時に起こります。
それに比べ、夜驚症は2歳~12歳頃にみられ、眠りの深いノンレム睡眠の時に起こります。
深い睡眠状態から急に起きるため、脳の一部は起きたけれども他の部分は眠ったまま、という状態になります。
そのため、家族が話しかけても全く反応がない状態になる、ということです。
子供が夜驚症と夜泣きか?と悩んだら、まず年齢と、症状を照らし合わせてみましょう。
夜驚症の改善に効果的な治療とは?
残念ながら、夜驚症の改善にはこれ!といった、決まった対策はありません。
ただほとんどの場合、時間が経つにつれて夜驚症は解消します。
とはいえ、何もせず待っておくと、ママが先に参ってしまう場合もありますよね。
夜驚症の改善に効く方法としては「小児鍼」があげられます。
鍼と言っても、皮膚に刺さない鍼でとんとんとツボを押したりさすったりする、安全な施術です。
リラックスでき、夜驚症だけでなく疳の虫や便秘や下痢、アレルギー、その他体調不良に効くところもポイントですね。
また、マッサージをしたり、日中身体を動かすようにする、というのも改善効果がある場合があります。
まとめ
子供も辛いのでしょうが、とにかく親も寝不足になって辛い夜驚症。
早く解消すれば良いですね!
ちなみに、管理人の子供は何もしなかったのですが、半年ほどで解消しました。