手足口病の初期症状は？病院に行くタイミングは？

子供がかかる病気の一つ「手足口病」をご存知ですか？

子供が出来て初めて名前を聞く方もいらっしゃるのではないでしょうか？

手足口病はエンテロウイルスというウイルスが原因で発症する病気です。

このウイルスは手足口病だけでなく、ヘルパンギーナや胃腸炎など同じく子どもによくみられる病の原因にもなっており、その症状によって病名が分けられているようです。

ではどんな症状なら手足口病に当てはまるのでしょうか？

またその際の病院へ行くタイミングはいつが良いのでしょう。

手足口病の初期症状は？

手足口病とは、その名の通り手・足・口の中にプチプチした水疱が出来る病で、この部位以外にも背中やお尻など体全体に出来る事も多いです。

病院へ行っても足の裏やお尻を確認されることがあります。

そんな手足口病ですが、実は初期症状から水疱が出来るわけではありません。

初期症状としては微熱が続き、ちょっとした風邪かな？という位の症状から出始めます。その後、各部位に水泡が出来るという症状に移行していきます。

流行する時期は夏ごろが多い事から一昔前には「夏風邪」なんて言われていたものの一つです。

また、小さい子がかかる事も多いため、2～3日の熱という事で突発かな？と突発性発疹を疑われる事もあります。(この見分け方も出来る部位やできもので先生に判断してもらいます)

口の中の水疱が痛くして染みるので、水分を取らせて痛がるようなら手足口病の可能性を考えても良いかもしれません。

こんな時は絶対にオレンジジュースなど、柑橘系の飲み物は飲ませないでくださいね。

とてつもなく染みますので火が付いたように号泣し、大惨事を招きます（涙）。

手足口病が疑われる場合、病院に行くタイミングは？

突発性発疹や、水疱瘡など似た症状の出るものが多い手足口病ですが、「早く気が付けばこの薬が使えて症状が軽くなる」というインフルエンザなどの病とは違い、手足口病は特効性の薬がある訳ではないので「絶対にここまでに病院に行った方がいい！」というものはありません。

基本的には様子見となるので、恐らく熱が出て2日～3日目あたりに病院へ行ったとしても、水疱が出るのはその後なので、このタイミングでの手足口病の診断が出る事は難しいと思います。

子どもが手足口病になった際に、私も水疱が出たらまた見せに来てくださいと言われた事があります。

ただ、手足口病は出席停止扱いにしている幼稚園などもありますので、その場合には手足口病と確認の後、別日にまた治癒証明が必要という事も考慮しておきましょう。

同じタイミングで園でも手足口病が流行っている様であれば、あらかじめ治癒証明等が必要かどうかを園に確認しておくと、病院へ行くタイミングもはかりやすいですね。

子どもだけじゃない、大人はもっと気を付けて！

いかがでしたか？

手足口病は子どもに関しては重症化する事は少ないと言われていますが、大人にうつった時には重症化する場合もあるようです。

お母さんがかかってしまうと看病も家事も育児もすべてがストップしてしまって大変です。

ママも気を付けながら、お子さんの看病をしてください。

また病院では手足口病かを判断するだけではなく、別の病気も見つけてくれます。

お子さんの症状をみていつもと様子が違うなと思ったら、早めでも病院へ連れていくか、かかりつけの小児科へ電話で相談してみても良いですね。